2.アイデアが確信に変わった時

どこでもマグネット

鉄の面積を小さくすると磁石は動かない

挟んだ紙をいろんな方向に動かすことで、僕が気づいたのは“鉄の面積の分だけマグネットが動く”ということだ。
もっと言うと、“鉄の面積をぎゅーっと小さくすれば、挟んだ紙だけを引き抜いても、マグネットは動かない”ということだ。
このアイデアをカタチにするために、僕は工具を持った手をせっせと動かし続けた。
約30分たって、粘着シートのまん中に鉄を組み込んだ試作品が完成した。
☆このへんはちょっと分かりにくいかもしれなれないので、下のイラストを参考にしてください。

どこでもマグネット

試作品を作って気づいたもう一つの付加価値

思った通り、鉄の面積を小さくし、それを組み込んだ粘着シートだと、紙をさっと抜いても、マグネットは常に中心から動かない。さらに、紙を抜いたり、差したりするうちに、もう一つの付加価値に気づいた。

それは、「差すのも片手で出来る」というものだ。

鉄の面積が広いと、紙をさっと抜くことはできても、マグネットの位置がズレてしまうため、そのままの状態では、片手で紙を差すのは難しい。
でも、鉄の面積を小さくし、まん中に配置すれば、マグネットの位置が常に変わらないため、紙を差すことも片手で出来るのだ。

「これは便利だな。こんな商品があったら自分だったらお金を出して買うかもしれない」

自分でも欲しいということは、これを欲しいと思う人がたくさんいるのでは…
そんな感覚が次第に、商品化できるのではという想いにつながっていった。
僕はいろんな構想を毎日、時間を忘れノートに書き連ねるようになった。

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