「想像力と製品の工夫」について考える

担当:庄司

 

 

今月の考える日記は、広報の庄司が担当させていただきます。

 

 

私には、姉がいます。

 

姉は視力が非常によいのですが、目がまぶしかったり疲れやすいと感じることが多いようで、

私はそんな姉に、自分も少し前から使い始めていたブルーライトカットメガネを薦めました。

 

私は視力が悪く、子どものころからメガネを使用していますが、

ブルーライトカットのメガネを装着するようになってから目のまぶしさや疲れが劇的に軽減し、

いまでは日常生活にも仕事をするにも欠かせない存在になっています。

姉にその効果のほどを伝えたところ、姉もぜひかけてみたいということで、

先日、度が入っていないタイプのブルーライトカットメガネを購入していました。

これで少しは姉の悩みも解消するかな…と期待していたところ、思いがけない問題が。

 

姉の生活に、メガネがちっとも馴染まないのです。

 

せっかく装着しても、顔に違和感があって落ち着かないらしく、すぐに外してしまったり、

つけることさえもすっかりと忘れてしまったり。

さらには、私からすると非常に軽いと感じられるメガネを、姉は「重い」と言います。

 

 

 ****

 

 

そのとき私は、自分自身が「メガネに慣れていた」ということに気づかされました。

 

その事実は、私にとってあまりにも当たり前で、だからこそ、「姉がメガネをかけることに

違和感を感じるかもしれない」という想像を働かせることができなかったのです。

さらに、姉は視力そのものは非常によく、メガネをかける必要に迫られているわけではありません。

もう10年以上もメガネをかける生活を続け、メガネがなければ生活できない(まったく見えない)私とは、

感じ方が違って当然なのです。ものすごい違和感を感じて当然。

少し大げさかもしれませんが、その違和感は当人にとっては大きな問題で、そしてそんなかんたんな”気づき”を

実際に目の当たりにするまで想像できていなかった自分が、私はちょっとびっくりでした。

 

周りが薦めたり、本人が使いたいと思ったり。

そんなプラスの感情に満ちた選択をもって、新しいことを日常に取り入れようとしても、

その人にとってまったく馴染みのないもの、まったく新しい存在がその人に定着するのは、

なかなかに大変なことなのだなと、改めて感じました。

 

 

ものをつくるとき、どこまでユーザーの違和感や感情を想像できるか。

そしてそのうえで、どうすればよりよいかたちでユーザーに定着できるのかを考え、

どこまでのユーザーをターゲットとしてカバーしていくかを考え、その工夫を製品そのものに詰め込むのか。

 

今回はメガネという、存在自体には馴染みもあり、どちらかというと必要に迫られるものでありましたが、

これが文房具で、さらにこれまで使ったことのないまったく新しいものだったなら、どうなのだろう?

どれほど製品として優れていて、ユーザーの潜在的な問題をすばらしく解消できるものであっても、

使い始めのころにその人の生活に馴染まなければ、離脱し、その人はその商品に苦手意識さえ持ってしまう

かもしれません。

 

想像力と、製品自体への工夫。

プラス、商品をできる限り”伝わりやすく”、”受け入れられやすく”言葉にすること。

単純なようで非常にむずかしく、骨が折れる。とても重要なことに感じます。

 

 

いまのところ、まだ姉とメガネには距離があります。

姉自身の感じ方や慣れの問題も大いにあり、メガネのせいではないとは思いますが、

あくまでもそれは私の感想になり、姉からすると、メガネはとても自分に馴染まないものなのかもしれません。

そしてそんな姉は、もしかすると、このメガネのターゲットではないのかもしれません。


姉がメガネをかけたいという気持ちをもっているうちに、果たしてメガネは姉の生活に定着するのか。

まだしばらく、そっと見守ります。

 

 

 

 

 

【考える日記】20140324s.jpg 

 

▲私のブルーライトカットメガネ。とても重宝しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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