NYステーショナリー・レポート 第3回

NYエリアの文具系小売店巡り

[NYステーショナリーレポートとは?]
Kanmidoでは、2008年5月、アメリカ最大の文具展示会「ナショナル・ステーショナリー・ショー」やグリーティングカード・文具関連SHOPの現地取材を行ってきました。取材を通して見えてきたアメリカカード文化の最新事情を連載でお届けします。

前回は、「ステーショナリー・ショー」展示会会場の様子をレポートしました。

今回のNY訪問のもう一つの目的が、NYエリアの文具系小売店のリサーチ。
特にグリーティング・カード文化の成熟したアメリカのカード専門店はこの目で見てみたい!という気持ちがありました。

滞在期間中に30件を超える小売店調査をしましたが、その中から厳選した7店舗を紹介します。店舗数が多いため、足早にご紹介していきます。ご了承ください。
写真をご覧いただくことで、そのお店の雰囲気を感じていただければと思います。

1店舗目 グリーティングカード最大手「Hallmark」

まずはなんといっても、グリーティングカード市場で最大手の「Hallmark社」の直営店、『ゴールド・クラウンショップ』。皆さんご存じのセントラールパークの近くにあります。

Hallmark Hallmark

最大手の直営店だけあり、とにかく品揃えが豊富でデザインもオシャレです。一般的なカードは、1枚$3,99- ほどで売られています。

付加価値のあるカードも充実しており、音楽が流れるミュージック・カードは$4.99-、スイング・カードは6,99-ほどで売られていました。

スイング・カード 音楽が流れるミュージック・カード

カード以外にもぬいぐるみ、フォトフレームなども置いてありました。

2店舗目 セット買いでおトクな「AMERICAN GREETINGS」

次は、Hallmarkと首位争いをしている「AMERICAN GREETINGS」の店舗です。まずは、下記の写真をご覧ください。

AMERICAN GREETINGS AMERICAN GREETINGS

"3 cards free when you buy 3"

定価1枚$2.79-のカードを3枚買うと、3枚タダでもらえちゃう!
これって、実質1枚$1.40−で半額ってことですよね。まんまと私も6枚の倍数で購入してしまいました(笑)。日本ではあまり見かけないセールス手法です。次のキャンペーンにお試しになってみてはいかがでしょう?

3店舗目 ハイデザインで展開の「PAPYLUS社」

こちらはHallmarkよりも更にデザイン性が高く、高価格で展開しているチェーン店「PAPYLUS」。
$4.95- 〜 $6.95-の価格設定です。こうやって見ていくと、アメリカのカードメーカーは、一つひとつ特色がはっきりしていて、住み分けをしているようです。

紙への印刷だけでなく、抜き加工や装飾など凝ったデザインがすばらしく、封筒も含めて質のいい紙を使っていました。

4・5店舗目 文具量販店 大手2社

そして、日本にも進出してきた「OFFICE DEPOT」。地元アメリカのラインナップはいかがなものか?

OFFICE DEPOT OFFICE DEPOT

ラインナップは日本の売り場とよく似ていました。価格もリーズナブルで、アメリカでのプライシングならではの"マジックナンバー9"が使われていました。

※マジックナンバー9
世界中のマーケッターの間で広く知られている法則。日本国内では通販業界ではよく活用されている。必ずしも、低価格が売上増にはつながらず、根付けを9で終わらせると売り上げが伸びやすい。同じように根付けを7で終わらせると反響が高くなるケースが多く、「7と9の法則」とも言われる。

5店舗目、最大手の文具量販店「STAPLE」。

STAPLE STAPLE

ここでやっと日本製の文房具を発見!!ペンテルさんとゼブラさんのペンが売られていました。

ペンテルさん ゼブラさん

6・7店舗目 ファンシー文具 生活用品

6店舗目、「PAPER PRESENTATION」。めずらしくファンシー雑貨が多くおかれているお店でした。アメリカン・ジョークの効いた、笑えるグッズがたくさんありました。

PAPER PRESENTATION PAPER PRESENTATION

最後の店舗になりました。地元の人から教えてもらったお店「Container Shop」シンプルなデザインで手頃な価格。日本でいうと無印商品に近い雰囲気でしょうか。

Container Shop Container Shop

まとめ

日本ではデザイン文具が人気ですが、アメリカでは文具に対する考え方は、ちょっと違うようです。
「最低限使えればOKで、価格が重視」という捉え方が主流だということを認識しました。セグメントが完全に二極化され、デザイン文具と量販向け文具の比較は、店舗数・在庫数といった流通面で100倍(から1000倍?)は取引量に差がある感じでした。

この二極化された市場でどのように展開すべきか。
詳しくは次号でレポートします。

次回、10月1日更新このコーナーでは、第4回/カンミ堂アメリカ進出計画レポートについてレポートします。

CONTACT お問い合せフォーム