アンコール小児病棟開院
フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダー

フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダー JAPAN(以下FWAB)は、1995年ニューヨーク在住の写真家井津建郎氏の呼びかけで設立されました。その後1999年にカンボジアのシェムリアップにアンコール小児病院を開設し、現地における診療(内科、外科、歯科、眼科)をおこなっています。一方で、診療だけではなく、現地の医療従事者への研修やトレーニングを行うなど、カンボジアにおける医療水準の発展を目指した様々な活動を展開しています。
2009年秋、カンミ堂は自社商品のどこでもマグネットデコを提供。これまでベトナムの小児病棟を中心に行っていた「子どもたちの病室を明るくしようプロジェクト」の一つとして、カンボジアへの支援も始め、FWABさんと今後も活動をご一緒させて頂くことになりました。
カンミ堂の商品で、現地の病室を少しでも明るくすることが出来たら、そんな想いで活動をしています。
小さなことを、続けていこう

今回提供したどこでもマグネットDECO。
2009年9月に、カンミ堂は初めて支援活動をしました。支援と呼べるほど大きなことは出来ませんが「カンミ堂に出来ることで、少しでも現地の子どもたちが喜んでくれたら」そんな想いでどこでもマグネットDECOを、カンボジアの小児病棟へ通う子どもたちへプレゼントしました。
現地で活動されている看護士の赤尾さんにお話を聞いたところ、カンボジアに小児病棟を開設して2009年で10年になるそうなのですが、その間カンボジアの経済は劇的に発展し、人びとの生活水準もかなり豊になったそうです。しかし一部の地域で開発が進む一方、それ以外の地域では大きな変化がなく、農村部と都市部の格差は広がっているとのことでした。
一部地域の医療事情の貧しさが引き起こす厳しい現実を、少しでも良い方へと変えて行けるようにと、赤尾さんは現地で活動を続けています。出来ることは限られてしまいますが、小さなことでもカンミ堂に出来ることはあるはずです。これからもいろいろな形で、フレンズさんのお手伝いをしていけたらと思います。
現地で活躍するアンコール小児病棟看護士
赤尾さんからメッセージ

アンコール小児病院で訪問看護の仕事をして10年が過ぎました。この10年のあいだ、シェムリアップの町は大都会に変身しました。しかし、私が毎日訪問、診察する患者さ んの家庭はほとんど潤うこともなく、むしろ厳しくなっているような気がします。その現実の中で病院として医療の提供ばかりでは、患者さんの状況は変わらないことがたくさんあります。
野菜の栽培を指導したり、井戸作りの手配をしたり、時には仕事のあっせんや夫婦仲の仲介などなど、医療とはかけ離れて見えるけれども実は深く影響していることへ目を向
けなければならないのです。
…でも、これがなかなか面白いものです。
医療従事者というものは、疾患ありきの患者さんが存在しているように考えてしまいがちなのですが、患者さんを取り巻くすべての影響因子を見つける目が養えてくるのです。先進国では忘れがちなことを思い出させてくれたこの仕事に感謝しています。
カンミ堂さまとは今後もいろいろな活動を共にすることが出来ればと思っています。
赤尾和美
特定非営利活動法人
フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダー JAPAN